カンパニュラ
毎年庭に咲き続ける花達が、また今年も元気に花を咲かせると、ほっと嬉しくなると共に、一年が過ぎたのだなあと実感する。毎年咲く花の中には、球根で残るもの、宿根で葉や茎が残るもの、多年草でまったく姿が見えなくなるものなど様々である。気がつくと消えてしまっている植物もある。晩秋に、気づかずに耕し駄目にしてしまうこともある。
セントーレア(宿根ヤグルマギク)は、10年位前にイギリスの種を蒔いて、ずっと咲き続けている元気者である。以前はたくさんの株があったが、今は2本ほどである。蕾の美しさ、花の青色の深さ、どれも素敵な花である。シラユキゲシは名前も花も可憐であるが、宿根草で繁殖力が強い。近所の方にいただいたエビネの苗にくっついてきた。以前は一面に茂り、他の植物を圧迫してしまった。雑草のようにかなり抜いてしまった清で、今はひっそりと咲く。ミヤコワスレはずっと以前から、紫と白の苗がいつも間にか生えてきた。どこからやって来たものかさえ忘れてしまった。ダッチアイリスはアイリスの中では場所をとらないすっきりした花姿が気に入って、10年位前に園芸店で購入したものである。紫色と白の株があったが、今年は白の株が優勢である。ヒルザキツキミソウは、この家に転居して来た時、何もない庭が寂しく、近所の方にいただいた小さな苗を植えた子孫である。あまりに強健なので、引き抜いてしまったが、外回りの植栽のコンクリートの隙間で毎年咲いている。クロフウロの花はひっそりと可憐で好きだったので以前園芸店で購入した。見かけと異なり夏まで元気に茂り続ける。他のフウロはよく枯れてしまうが、クロフウロは元気で最初に咲き始める。セイヨウオダマキ(Tower Light) はイギリスの種を購入し10年以上咲き続けている。当時は園芸店で見かけることのなかったオダマキであるが、最近よく見かけるようになった。種はたくさん出来るが繁殖力は他のオダマキより弱い。花が繊細で美しい。カンパニュラは以前住んでいた場所から球根を持ってきた。群生させると美しいといわれてたくさんの球根を植えたが、花後の葉が茂りすぎるので、次第に忘れ去られて、庭の隅の球根が移動していった。今年はカンパニュラの当たり年で(最近は少しずつ群生し始めたが)庭中咲き誇っている。10年くらい球根を動かさないと見事に群生してくる球根かもしれない。
GW,前半は暑く初夏の気候、後半は少し肌寒い。これでやっと花粉症から開放されそうだ。庭に出て植物や土にゆっくりと触れることが出来そうだ。
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