2009年5月31日日曜日

たくさんのクレマチスたち(ブルーエンジェル、ジャックマーニ、ローグチ、エリオットステモン、ビクトリア)






たくさんのクレマチスが咲いている。それぞれが似ていて少しずつ違っている。それらの色のハーモニーが初夏の香りを運んでくる。咲き始めは白く中輪のクレマチス、ブルーエンジェル(写真上)は花びらが厚く梅雨時に長く美しい色を保つ。少しブルーでさわやかな雰囲気である。北向きの入り口の垣根ベニカナメに絡ませているジャックマーニ(写真2番目)は少し紫がかった濃いブルーで美しい。たくさんの花が重なり合うように咲いている。つりがね形のローグチ(写真3番目右)は木立性でたくさんの花をつける。強健であるが、風が強い壁面に誘引しているので、絡まってしまう。エリオットステモン(写真4番目)も木立性の釣鐘型のクレマチスである。少しすそが開きかけたフリルのようで美しい。ジャックマーニ系でジャックマーニより少し花びらの幅が広いビクトリア(写真下)はCLローズデンティベスと一緒に咲いて美しい。このトレリスに最初のブルーエンジェルも絡んでいる。折角咲いてカメラに収めたクレマチスをブログに載せようとするがどれを選ぼうかと迷ってしまう。

今日も曇りがちで庭仕事には絶好の日和だ。やらなければいけないことはたくさんあるが、疲れを出さないようにしよう。

2009年5月30日土曜日

ニゲラとパテオローズ(コーヒーオベーション、ホワイトピーチオベーション)





ニゲラ(写真上)が満開である。降り続けた雨のために茎が倒れてひどい状態になってしまった。種の形も好きなので、もうすこしそのままにしておきたかったが、切り取って花瓶に生けた。その姿(写真上左)が美しく写真に撮った。
小さなバラで色合いが美しいコーヒーオベーション(写真下)がやっと咲いた。2,3年後にホワイトピーチオベーション(写真中)を購入した。コーヒーオベーションは樹勢が弱く夏は葉が落ちてしまう。ホワイトピーチオベーションは元気で大きくなった。

今日は昨日に引き続き肌寒く雨だ、という天気予報だったが、雨が上がり、庭仕事がはかどった。夏用の苗を庭に植え付けるために、たくさんの仕事をしなければならない。まず、春の植物の種を採る。植物を抜いて、土を耕しパーライトやクンタンなどを加え地面を整える。苗を植える。今日は3分の1くらいの仕事がはかどった。夫も私も働きすぎて疲れてしまった。

2009年5月28日木曜日

カンパニュラ(アルペンブルー、アルペンホワイト)



毎年我が家の庭で、グラウンドカバーのように茂っているが、名前がよく分からず、園芸日誌に載せたことがない。ブルーと白の2種類で、以前、小さな苗を購入し、地植えしたものが増えてしまったのだろう。インターネットで調べてみると色々な名前がつけられている。たぶん、Campanula poscharskyana'Alpine White'(カンパニュラ アルペンホワイト)Campanula poscharskyana'Alpine Blue'(カンパニュラ アルペンブルー)という名前だろう。プランターに植えると花茎が長く伸びるタイプでハンギングに向く。しかし風の強いこの時期は花茎が折れ、曲がってしまいきれいに飾れない。むしろ雨に強いので、梅雨向きである。宿根で強健であり、地面に植えると繁る。
庭ではクレマチスが満開である。この時期になると名前がわからないクレマチスの花がいくつも咲く。購入したときに立てたはずの名札は、4,5年経つとなくなってしまう場合がある。クレマチスの小さな苗は4,5年経ってはじめて美しい花がたくさん咲き始めるからだ。きれいに咲いた花は名前で呼びたいものだが、色々調べても花が似ており、名前を決めかねている。

今日は珍しく雨である。入梅のような雨である。風が吹かなければ、雨もうれしい。昨夜夫が久しぶりに庭の虫探しをしたらものすごい数の虫を発見した。ついに害虫の季節になった。最近、仮移植したペチュニアはもうナメクジに食べられてしまった。ビオラの間で伸びていた、カスミソウ(ガーデンブライド)にはたくさんのヨトウムシの幼虫が潜んでいた。

2009年5月26日火曜日

クレマチス(マダムジュリアコレボン)と(ジュビリー70】



バラと共にクレマチスが元気である。4月に咲いたモンタナ系やパテンス系が終わった後、ジャックマーニ系、ビチセラ系などが咲き始めている。マダムジュリアコレボン(写真上)はビチセラ系で比較的小さな花がぎっしり咲く。切り戻すと何度も咲き、夏に強い。冬の剪定は強剪定で根元から切ることが出来扱いやすい。ジュビリー70(写真下)はジャックマーニ系で形がシャープで、色が美しい。今年はCLローズのアイスバーグとジュビリー70が同時に咲き色合いが美しい。
今日は昼間は暑い一日だった。庭のビオラを種を採りながら抜いている。サルビアの苗をコンテナに仮移植した。ベランダではコスモスとヒマワリの苗が育ちすぎているが、植える場所がまだない。入梅までに春の花を整理しなければならない。

2009年5月25日月曜日

CLポールズヒマラヤンムスクとペチュニアの苗




先週は風が吹き荒れて、バラやクレマチスの蔓物がずいぶん傷んだ。また、丈の高いアグロステンマ、サポナリア、ビスカリアなどが倒れた。宿根のジギタリス、カンパニュラが見ごろだったのに倒れ、支柱や紐で起こしたがまっすぐにならずガッカリである。毎年のことながら、風には悩まされる。
今年はオベリスクに満開になるはずだったCLポールズヒマラヤンムスクが激しい風のため花が痛み、オベリスクから茎が離れ、見栄えのしない姿になった。2枚の写真の咲き始めの美しかった花と、今満開の花である。それでも可憐で美しい花である。
ベランダで育てているピートバンの苗は大きくなりすぎて、プランターに仮植えしなければならないが、土と場所不足である。先日植え替えたニチニチソウのプランターが4個、今日、ペチュニアのプランターが2個、アスターにいたっては1個にまとめて、残りは地植えと、通りがかりの近所の方に差し上げた。この時期に小さな苗を地植えにするとナメクジやヨトウムシの被害で全滅することもある。プランターに移し植えたばかりのペチュニアはもう葉が食べられている。これからが虫との戦いである。
また、春咲き1年草の種採りが忙しい。ビオラを色分けして種採りをしているが、途中でわからなくなってしまう。この種採りが終わると夏花壇の植え付けになる。

2009年5月20日水曜日

ペチュニア、ポピー、タマシャジンの花




水遣りをしていて、ペチュニア(写真左上)の花を見つけた。去年のこぼれダネからの花だろう。今年のペチュニアはまだベランダで小さな苗である。ビオラが終わり、種採りを済ませ、土を耕した後でなければ、夏の苗は植えられない。早く種を蒔きすぎると、大きな苗をたくさん育てるスペースがなく、ベランダは足の踏み場がなくなる。今年の小さな苗を眺めながら、本当ならもう花が咲いてもいいのにと思ってしまう。庭のペチュニアは元気で美しい。
ちょっとはかなげな色で、あまり大きくない写真のポピー【フェアリーテイル】(写真右上)が好きで種を採って蒔いた。しかし、庭には赤いポピーが花盛りだ。赤いポピーのほうが生命力が強いようだ。
以前このブログで名前を教えていただいた、タマシャジン(写真下)である。イギリスのワイルドフラワーの種を蒔いた中から発芽したものである。花の形、色も山野草として美しい。我が家のピンオークの木の下で毎年ひっそりと咲く。茶室のある友人が欲しがったので株分けした。

今日も初夏のような天気だ。朝は風もなく庭が美しい。夕方から雨が降るらしい。

2009年5月19日火曜日

ジギタリスとカモミール




ジギタリスとカモミールは我が家の庭では、なじみの花である。特にカモミールはこの庭に越してくる前から種を蒔いて育てていた。ハーブばかりの以前の庭で、カモミールは花もお茶も一番だった。カモミールは交雑し雑種が出来やすい。たびたび種を更新し可愛い花とハーブティーのために育ててきた。今は庭の隅でひっそりと咲いている。時々花を摘んでほのかにリンゴの香りのするお茶を飲んでいる。
ジギタリスは10年以上前に粉のように小さな種をたくさん蒔いて、それからずっと咲き続けている。2,3年持つものもあるが、たいていはこぼれダネで苗が育っていく。ほんのりピンクに染まるスポット入りの花、真っ白でスポットの入ったものが好きである。あんな小さな種からよく育つものだと思うくらい大きくなる。狭い庭で邪魔になることもあるが、バラの季節にぴったりの花である。

2009年5月17日日曜日

再びバラ、アイスバーグ、ピエール ド ロンサール



CL アイスバーグ(写真上)は友人から枝を頂いた挿し木苗であったが、今は太い株になった。今年はゾウムシ?にやられて、葉先、つぼみが切り取られた。おかげで花がずいぶん減った。樹勢が強いのでまたつぼみがついて、いつもよりきれいで風通しのよい花姿となった。
CL ピエール ド ロンサール(写真下)はその花の美しさで有名だが、育てやすいのか、フェンスに絡ませた姿をよく見る。この苗も近くの方に頂いた挿し木苗で、今年3年目でやっとたくさん花が咲いた。均整の取れた形で美しい。

昨日は曇った寒い天気で、今日は雨の予定だった。しかし、夜に降っただけで、強い風の吹く晴れ間の見える天気になった。きれいに咲いたバラが揺れながら散っていく。この上雨に遭えば汚くなる。バラは日本の気候に合わないのではないかと思う。それにもかかわらず、写真に撮ったバラの美しさに見とれてしまう。今日はビオラの種採りをした。先週、乾燥式の生ゴミ処理機で作った乾燥ゴミが大きなバケツいっぱいになったので、コンポスト用の土捨て場(南側)に埋めた。3ヶ月ほど寝かせて完熟させて使う。

2009年5月15日金曜日

ミニグラジオラスとイブキジャコウソウ



ミニグラジオラス(ピュアベール)が満開である。冬の間の葉を大事にしたせいか、株がまた大きくなり早くから咲き始めた。他の花が満開なのでもう少し遅く咲いてくれるとよかった。
リビングと庭の入り口に簡単なウッドデッキを作ったおかげで足元に植えていたクリーピングタイムとイブキジャコウソウが踏まれずに茂ってきた。今は花をたくさんつけていい香りを漂わせている。どちらも料理に使えるし、喉の痛いときにハーブティーにすると気持ちがいい。

今日も晴天である。昨日は変な天気で、うす曇から晴れてくると、いきなり突風が吹いた。庭のトレリスが倒れ、植木鉢が落ちて花が駄目になった。ネギの苗もきれいに伸びていたのにばらばらになった。ベランダにおいていたピートバンの苗が吹き飛ばされて(紐で固定しておく予定だったがまだやっていなかった)2個の苗が散乱した。地面で探したが突風に飛ばされてわからなくなってしまった。他のピートバンを棚から下ろし水を多めに撒き、倒れた苗や抜けた苗を植えなおした。かなりの被害だった。クレマチスや絹サヤ、その他の植物が折れて、今朝テープでつなぎ、支柱を立て直した。初夏の風は本当に困り者だ。

2009年5月12日火曜日

バラが咲き始める




バラが咲き始めた。この時期が涼しいと花が数日長持ちする。今日は蒸し暑いが、明日から涼しくなるそうだ。雨もよくないが比較的涼しい日がよい。タモラが少し開き始めた。花が大きなわりに枝が細いので、支柱が必要になる。香りもよく花も美しい。薄いクリーム色のアリスター ステラグレイは近所の方に頂いた挿し木だ。クリーム色の花が咲ききると真っ白になる。四季咲きである。紫がかったピンクのツーヤンエフーは去年枯れかけたので日の当たる場所に植え替えた。

2009年5月10日日曜日

西洋オダマキ、ゲウム、クレマチス(ウィルソニー)(白王冠)





今日は晴れて暑い一日だった。30℃を越えていたのではないかと思う。庭は花盛りである。ベランダの苗は元気になったが、水がすぐ切れて何度も水遣りをした。カビも無くなったようだ。
西洋オダマキ(ブラックバロー)(写真上左)が、そばに植えていたタワーライトと交配したのだろう。少しグリーンを帯びたブラックバローである。昨年購入した宿根草のゲウム(写真上右)である。花が面白く株が大きくなって欲しい。クレマチス モンタナ(ウィルソニー)(写真中)が他のモンタナから遅れてぎっしり花を咲かせている。少し小ぶりで香りがあるといわれている。濃いブルーのクレマチス(白王冠)(写真下)が咲き始めた。白王冠の名前と花の色がピンと来ないのだがめしべの色に由来しているらしい。

2009年5月9日土曜日

ポテンティラとオルレアの花




宿根草のポテンティラ(写真右)が咲き始めた。ずいぶん前に種を蒔いたのだが。丈夫な宿根草なので毎年花を咲かせる。白いイチゴの花のようだ。オルレア(写真下)は一年草である。昨秋種を蒔いて咲き始めた。レースフラワーに似ているが、少し丈が低く、花は大きい。特に葉が美しい。どちらも白い花であるが、もう一つ宿根草で名前がわからない花(写真左)が咲いている。なでしこのような花で葉はカンパニュラのようである。いつ植えたものか、記憶がない。可憐で美しい花である。

今日は久しぶりに晴れて暑かった。布団を干したりシーツの洗濯をしたり忙しかった。4月に室内で種を蒔いたピートバンにカビが生えてしまった。薄い木酢液をかけたが、今日やっとベランダに出して日に当てた。しかし、突風が吹き始め吹き飛ばされないか心配した。

2009年5月7日木曜日

クレマチスは花盛り




クレマチスが次々に咲いている。名前がわからなくなったクレマチスも多く、そのせいでブログに載せられない花も多い。写真上はユキオコシである。八重のクレマチスでつぼみのときは薄く緑色がかっている。開くと真っ白になる。写真中はジリアン ブレイスである。真っ白で花びらの縁が波打って美しい。写真下はビビアン ペンネルである。大輪の八重で見ごたえがある。新枝は一重、旧枝は八重咲きになる。立ち枯れ病で下の枝が枯れ、花が少なくなった。

今日も雨で肌寒い一日だった。コタツにエアコンも入れている。まるで梅雨時のようだ。明日も雨が降るらしい。この後に晴れると、クレマチスが立ち枯れ病になりやすい。室内で種を蒔いたピートバンの苗は元気に成長している。しかし、土の表面にカビが生え始めている。早く外に出すようにしよう。

2009年5月6日水曜日

ビスカリア、サポナリア、アグロステンマ




毎年採りダネを蒔く大好きな一年草達である。丈が高くこの時期に折れやすくすぐ曲がってしまう。しかし風にそよぐこれらの花は初夏の花壇にふさわしく、我が家の花壇によく似合う。丈はアグロステンマが一番高く、サポナリア、ビスカリアと続く。風が強くなければ、アグロステンマとサポナリアは自立できる。ビスカリアは茎が細くすぐ曲がってしまうので育てにくい。花としてはビスカリアが一番好きである。これらが咲き終わって種を収穫すると夏がやってくる。
今。我が家の庭はクレマチスが咲き誇っている。クレマチスは夫のお気に入りで手入れに精を出している。バラと同じ時期に咲くが、花びらがガクなので、長い間咲き続け、日本の風土によく合う。また、バラの様に棘がなく、手入れもしやすい。肥料も少なければそれなりに咲き、立ち枯れ病以外はあまり病気にかからない。

昨日からの雨で庭は潤っている。肌寒くコタツを入れている。これから梅雨にかけて病気が発生し、虫も増える。今日はゴールデンウィークの最終日である。

2009年5月2日土曜日

種蒔きとスズランの花



庭の隅にスズランの花が咲き始めた。スズランは地下茎で増え一面スズランになることがある。だんだん隅に押しやられたスズランであるが花の時期は美しい。
まだ花粉症の頃、夏用の花壇の種を蒔こうとピートバンを買った。部屋の南向きの出窓に置いて発芽を待った。4月18日に蒔いたニチニチソウの種である。ちょうど1週間で発芽し始めた。もう戸外に出したほうがいいのだが、ベランダの苗置き場は風が強く吹き飛ばされそうである。ピートバンからコンテナに移植したあとに戸外に出そうと思う。春の種蒔きは水の管理が難しい。半日で干からびることがある。また水をやりすぎると苗が腐ったり、徒長したりする。早く大きくして地植えしたい。
今日は朝晩は肌寒いが、初夏の暑さである。風が非常に強く丈の高い植物が折れそうである。