2010年7月1日木曜日

それぞれの種の形

春に咲いた花の種が熟し始めた。完熟状態で採るのがいいのだろうが、はじけてなくなったり、虫に食べられたりでうまくいかない。少しアオイ状態(まだ緑色で乾いていない)で袋ごと採り、追熟させても発芽率はあまり変わらない。また、園芸の本には“種が最初にでき始めたころのものを採取するほうが栄養状態もいいのでいい種が手に入る”と書いてある場合が多い。しかし、植物はたいてい花が咲き終わる頃に種の大きなものができはじめ、枯れるころにいい種ができるような感じがする。よくわからないが、外形の大きな形のいい種を採るようにしている。植物を育てる上で楽しいのは、種から芽が出るとき、つぼみが開きかけるとき、種が出来るときである。種の形は特に面白く美しい。
写真上から左 ポピーの種、右 ニゲラの種。2段目左 春咲きシュウメイギクの種、右 ギリアの種。下の段左 クレマチス(ビチセラ系)の種、右 アグロステンマの種。

今日も昨日に引き続き、ラベンダーをそろえて穂の長さによって分け、束にして乾かす作業をのんびりとやっている。急いでやると仕事のようで楽しみがなくなる。ノンビリ楽しみながらやると、なかなかはかどらず、リビングの床一面にラベンダーが散らばっている。ラベンダーの花よりも葉からさわやかな香りが部屋一面に漂っている。完全に乾くと、ラベンダーの花から、甘い香りが漂ってくる。

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